トレジャーの名作アクションゲームの続編。
ＧＢＡなので、
セガサターンと比べるとパワーダウンは否めないが
ハードの差をあまり感じさせないほどに
キャラクタが動きまくる。

セガサターン版の時からそうなのだが、
キャラクタ数に制限をかけていないのか
処理落ちしまくる。これが逆に
「凄い攻撃をしている」気になってくるから
不思議だ。

魔法攻撃で無茶苦茶に
やっつけるのが爽快だ。

面数はさすがに
サターン版と比べると少なくなっているが
バリエーションは豊か。
前作より、戦いのシチュエーションは
大幅に増えて飽きがこない。
今回は分岐はしなくなった。
前作の分岐は、あまり意味があるとは
思えなかったため
改良されたということにしておこう。

レベルアップは面クリア後に
好きなパラメータを振り分けるのだが
最初にパラメータを振り分け間違えると
急激に難易度が上がってしまう。
最初のプレイでは、
まさにこのパターンにはまってしまって
クリアー不能になってしまった。

前作の「不死身の戦士」のような
お助けフィーチャーとして、
今回は、「自分自身が不死身」になるが
その代わりレベルアップと
エンディングが見られなくなるという
救済措置がついている。

前作のキャラクターと戦えるのは楽しい。

ギャグっぽい敵キャラクタが
登場したり、
攻撃が無茶苦茶だったりするのは
相変わらずで
前作をプレイした人も
違和感を感じなくてすむだろう。

ＡＧＨは
プレイできるキャラクタが多いのが◎。
キャラクタを出すために
何度もプレイするのだが
このプレイも苦痛に感じないのも◎。

私はＮＩＮＴＥＮＤＯ　ＤＳＬＩＴＥで
プレイしたのだが
音割れが多少気になった。
後発の「ガンスタースーパーヒーローズ」や
「鉄腕アトム」が
伝説を作れるほどの良い出来なために
どうしても比較しがちになってしまうが
ＡＧＨはＡＧＨなりに
良作だと思う。

トレジャーファンでＧＢＡ未プレイであれば、
「鉄腕アトム」→「ガンスター」→「ＡＧＨ」
の順にお勧めしたい。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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