アクトレイザーの流れを汲む作品であるとともに
「天地創造」「ガイア幻想記」とともに
クインテット３部作として有名な本作品。

基本的にはアクションＲＰＧで
敵とはアクションで戦い、
魔物の巣を封印していく。
この部分はハドソンの「ダンジョンエクスプローラー」に近い。

但し、武器は剣のみとなっていて
違う種類の剣を取得することで
攻撃力が高まるシステムを採用。

面白いのは魔物の巣を封印するたびに
町が復興していくことで
復活するのは人間だけではなく、
モグラ、チューリップ、扉まで復活していく。

次に何が復活するのかといった楽しみを持ちながら
遊ぶことが出来るので
飽きずに遊べる。

しかも、先に進むためには
復活した町に戻って町の住人に協力を得なければ
ならないといった工夫がされていて
復活する意味があるのも○。

難易度は低い。
謎解きで難しいものは存在せず、
単純にストーリーを追って楽しめる。

グラフィックはＳＦＣ初期作品なだけに
ＦＣの色数を増やしたといった程度なのだが
ゲームとして非常に見やすい画面となっていて好感。

音楽はアクトレイザーシリーズと同様、クオリティが高い。
但し、前作の音楽が「カルドセプトシリーズ」の音楽で有名な
古代祐三氏ではない。
オープニングの曲はゴダイゴのタケカワユキヒデ氏が
制作しており、途中で任意で曲を聴けるイベントが発生するのは○。

ストーリーは良質。
万人向けの安心して楽しめるストーリーとなっていて
感動できる場面がちりばめられているのも素晴らしい。

名前から難しそうな印象を受けるのだが
実際は万人受けする難易度低めの良質アクションＲＰＧだと思う。
良作を求めている人にオススメ。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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