洋ゲーテイストあふれるアクションゲーム。
ファミコンレベルの音や
確信犯的な手抜きの画面に思わず笑ってしまった。

やる気のない音楽と
敵の配置の適当さが鼻について
ボス戦以外は
名作とは言いがたい。
特に、序盤は最後のほうで右に向かって高いところから
大ジャンプをしてしまえば
仕掛けを省略してゴールまで辿り着くことが出来る。

音楽のチープさはあきれを通り越して思わず笑ってしまった。
ここまで手を抜いた音楽はそうそう見当たらないと思うので
逆に必聴かもしれない。

難易度は普通。
ボス戦以外の難易度は低く、
丁寧にプレイすればクリアは難しくない。

このゲームの楽しさの大半は
トムとのボス戦につきると思う。
原作と同じように
トムが凝った仕掛けでジェリーに挑むのだが
ジェリーが機転を利かせてトムを倒すというもので
攻略方法は画面をよく見ると
わかるような仕掛けになっている。

アクションのタイミングはシビアで
なかなかクリアーさせてくれないのだが
面数が少ないことを考えると
ボス戦くらいはこのくらいの難しさで
丁度良いのではないかと思った。

遠近法が効きすぎた１枚絵は
アメリカのアニメっぽくて○。
基本的には洋ゲーテイストなのだが
日本語に直すべきところは
きちんと日本語化されており、
メガドラソフトにありがちな
洋ゲーをそのまま発売したような作りに
なっていないのが○。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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