(SFC)パロディウスだ！神話からお笑いへ の通販

ＳＦＣにおけるコナミの意気込みを感じさせられる名作。
パロディウスは
高レベル移植作品としては
ＰＣエンジンに先を越され、
数年後には完成度がさらに高まったＰＳ版、
翌年にはほぼ完全形といえるＳＳ版が発売されており
ＳＦＣ版は中途半端な立ち位置の作品と
なってしまった印象があるのだが実際は違う。
ＳＦＣ版独自のオマケ、
そしてステージ追加に加えて
コナミの高い技術力が生かされた
超ＳＦＣ級の完成度で
パロディウス単体としては最強といえる仕様になっている。

移植度においてはＳＳ版に劣るのは事実なのだが
豊富なオマケ要素と移植度はＰＣエンジン版を上回るものとなっていて
「パロディウス」ファンにとっては
コレクションに値する作品に仕上がっている。

ＡＣ版同様のオープニングを移植したのはポイントが高い。
独自のオマケステージも
ＰＣエンジン版とは異なる楽しさで
存在意義は大いにあると思う。
オリジナルステージは残念ながら
作りこみにやや欠ける印象で
お笑い要素もやや少ないのが残念。

ＳＦＣ作品として考えると
巨大戦艦ステージや
ボスの巨大フグをＳＦＣ上で動かすことに成功しているのは凄いと思う。

音楽も良好。
音源のスペックが上であるＰＳ／ＳＳ版と比べると
さすがに音質がやや下回ってしまうのだが
それでも殆ど遜色を感じないほどの出来栄え。

ＰＣエンジン版と比べると
ステージが全て揃っているのが強み。
ただし、ちちびんたリカが腰を振らないとか
ボスの相撲ステージで看板が揺れないといった
ＰＣエンジンのほうが忠実と思われる部分も存在するので
必ずしもＰＣエンジンより上回った出来とはいいきれない。

オマケステージはＰＣエンジン版とは異なったものとなっている。
残念ながらオマケステージの作りこみは
ＰＣエンジン版のほうが上だと思った。
また、ＰＣエンジン版では長めのオリジナルデモが用意されており
モアイ戦艦ステージが無いことを逆手に取った
自虐的なギャグを放つなど
ＳＦＣには無い味がある。

全体的にはＳＦＣ版のほうが完成度が高い印象なのｄが
コレクターとしてはＰＣエンジン版も持っておきたいところ。
完全移植版を求めるならＳＳ版がオススメ。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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