(SS)フラッシュセガサターン２１ の通販

１９９７年１０月のソフトラインアップ。
年末商戦と夏の商戦の狭間にあたる時期で
ハードを牽引するような力を持つソフトが
出にくいこの時期なのだが
本ディスクでは
サターン末期を代表するソフトが登場、
豪華ラインナップを実現している。

イチオシ扱いの
全日本プロレスは
サターンとして考えると良好な出来栄えだと思う。
ポリゴンが荒く感じるものの、
それを前提としたテクスチャが組まれていて
思った以上に画質が良い。

コラムス　アーケードコレクションは
最新版のコラムス９７がプレイ可能。
初代コラムスと代わり映えがしないものの、
２Dに強いサターンだけにさすがに美麗な画像を実現していて
高品質な印象。

スティーブスローブスライダーズという
スノボを題材としたゲームは
画質が荒く、サターンの限界を感じてしまう出来。

デモ画像のみで提供されていたソフトの中では
やはり
デッドオアアライブ、街、カルドセプトの
３本が良質な出来栄え。
デッドオアアライブでは、店頭デモにも関わらず
かすみが隠しコスチュームの制服姿で登場、
スカートを揺らして中のパンツを積極的に見せていたのには
失笑。この時点で、デッドオアアライブの方向性を
既に感じ取っていたのかもしれない。

「街」はザッピングシステムについて丁寧に解説した
店頭デモ専用のムービーとなっていて
ファンには貴重な映像だと思う。

逆に、カルドセプトは
戦闘画面やフィールド画面を流すだけというもので、
当時誰もカルドセプトを知らなかったわけなので
楽しさは充分に伝わらなかったのではないかと思う。

結果としてサターン末期を飾るソフトが
多数集まった当ディスクなので
翌年、突然にドリームキャストが発売されて
サターンのソフト供給が終了してしまうのは
非常に惜しいと思った。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
(商品写真のところへ戻る)