(MD)チャックロック２ の通販

多関節キャラクタ、メガドラにしては美麗な画面、
そしてメガドラなのに
滑らかに回転処理される背景が凄い。

チャックロック２は
ＰＣ原人に似た印象の原始人を操って
父を助けるというアクションゲーム。

マップを理解し、
丁寧なプレイを心がければ
クリアは可能なのだが難易度はやや高め。

面構成はメリハリが利いていて
仕掛けも豊富。
多関節キャラも多数登場して目を楽しませてくれ、
操作性も良好。
海外ゲームにしては珍しく完成度の高い
アクションゲームに仕上がっている。

当時のバージンゲームズは
必要以上に滑らかな動きをするキャラクタの
ゲームが多かったのだが
チャックロック２は
滑らかさという点ではごく普通の出来栄えに仕上がっている。

使い回しが少ないゲームで
各面、実に様々な仕掛けで楽しませてくれる。
完成度で言えば
同じ海外ゲーム移植作品である
スーファミの「ピットフォール」に引けをとらず、
挑戦的難易度ながら
死んでもやり直したくなる魅力を持っている。

驚異的なのがメガドラで
回転機能を駆使していること。
メガドラで制限付き回転機能を駆使しているゲームはごくわずかなのだが
これを使用しているゲームは総じて
プレミアソフトになりやすい傾向がある。

コナミの「ヴァンパイアキラー」「魂斗羅スピリッツ」をはじめとして
グレイランサーもこの機能を使用しているのだが
チャックロック２はそれらの中でも最も完成度が高いと思われる。
恐竜の背中にこの処理が施されているのだが
驚くことに
プレイヤーの足場が見事に
回転にあわせてフィットしており
恐竜が本当に動き回っているかのような錯覚を覚えさせてくれる。
後半の木の足場にも同様の処理が施されていて
こちらも完成度が高い。

残念なことに、
海外ゲーム移植作品ということで
チャックロック２の驚くべき完成度の高さは
あまり知られていない。

プレミアソフトを収集しているユーザーであれば
ぜひとも揃えておきたい逸品。
メガＣＤを使わずともここまでやってしまう
技術力に脱帽の１作。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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