(HU)オルディネス（スーパーグラフィックス専用） の通販

ＰＣエンジンスーパーグラフィックスユーザーのみが遊べる隠れた名作。
スーパーグラフィックスの背景が2面使えるという特性を生かした
背景の多重スクロールや
巨大な敵キャラ、
画面奥から飛んでくるミサイルなどの演出など
ユーザーを飽きさせない工夫が随所に見られる。

面数は７面あるのだが
やや面の長さが短い印象。
その代わり密度は濃く
各面、見所が1箇所以上用意されている。

難易度はかなり高め。
ＳＧ専用ソフトは少ないので
長く遊ばせる意図があったのかもしれない。

難易度が高いとはいえ
フリーコンティニューであり
パワーアップ無しの状態でも
復活が可能な調整が施されているので
頑張れば何とかクリアーは可能と思われる。

死んでからの復活は厳しいのだが
どんなに無理と思われる状況でも
必ず抜け道が用意されているのは素晴らしい。
グラディウス２は
死んでからの復活が楽しさの肝だったのだが
オルディネスも
グラディウスと同じ楽しさが備わっている印象。

音も素晴らしいものがあり
ＰＣエンジンの貧弱な音源であるにもかかわらず
音楽、効果音ともに高品質。

最大の特徴はグラフィックの質の高さで
発色数はＰＣエンジンと同等にも関わらず
メモリが多く使えるためなのか
ＨＵカードのシューティングと比べると高品質。
背景の細かい部分まで実によく動いていて
丁寧に作られている印象を受ける。
巨大な２体のボスが合体したり、
逆にボスが分裂したりと
ユーザーを飽きさせない演出が目白押し。
後半の面になるほど
死んだあとの復活のプロセスが楽しくなり
面の演出も非常に凝ったものになっていくので
横スクロールシューターかつ
スーパーグラフィックスユーザーであれば
見逃せない1本。

メガドライブの「エリミネートダウン」が
レトロゲームの横スクロールシューティングの
最高峰だと考えているのだが
ＰＣエンジンでは
オルディネスが非常に近いレベルまで
肉薄しているような気がする。
実際に手にした人が少なすぎることと
難易度が高めなことで
評価がイマイチなのが実に惜しい。
個人的には
プレミアソフト級の出来栄えの傑作だと思う。
圧倒的な出来の良さの割りには市場の評価が
あまりにも低すぎるので
ＳＧユーザーは問題なくお勧めできる。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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