(SFC)ピットフォール　マヤの大冒険 の通販

洋ゲーながらファミ通殿堂入りを果たした驚異のソフト。
実際にプレイすると
各キャラクタの動作の細かさや
背景の書き込み、
各面のギミックの多さと楽しさが圧倒的。
スーファミでありながら
当時の次世代機である
セガサターン、プレイステーションと同等以上の
出来栄えを見せ付けている。

キャラクタは大きく、迫力がある。
アクションシーンは
ジャンプするときの緊張感がうまく表現されていて
着地したときに石が落ちるといった
落ちるかもしれないという恐怖心を煽る演出が見事。

洋ゲーのアクションゲームは
次にどこへ行けばよいかが
分からないようなゲームが多いのだが
このゲームは絶妙な場所で
きちんと矢印にて方向を指し示してくれているので
道に迷うことが殆ど無かった。

但し、美麗な画像を追い求めている副作用なのか
画面が暗い場所があり
一見なにもないように見える場所が
実は扉で、
上キーを押して先に進まないといけない場所があった。
テレビの画面を暗く表示する設定にしている
環境の人はやや注意が必要かもしれない。

アクションゲームシーンは
やや難易度が高いバランスで
きちんと遊べるものに仕上がっているのだが
ボス戦が辛い。
ボス戦に関しては
かなり難易度が高く、
何度も死んでようやく勝てるといったレベル。

最後のほうで
1面のボスが2体現れるのだが
私はこのボスにどうしても勝てず、
クリアを断念しかけたのだが
良く見ると
一瞬だけジャンプ台が使える状態になっていて
うまくジャンプ台に乗っかると
このボスと戦わずに面をクリアできてしまう。
洋ゲーにしては
きちんと救済策が施されているのが
素晴らしい。

書き込みは晩年のカプコンのＳＦＣアクションゲームと比べても
全く引けをとらないばかりか
かえってこちらのほうが美しいと思えるレベル。

ファミコンのスーパーピットフォールが
クソゲーの代名詞とされていたことを考えると
とんでもない大出世作といえると思う。
「カルラオウ」と並ぶＳＦＣの隠れたアクションゲームの傑作。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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