コナミの最後のＰＣエンジンソフト。
ギャルゲーの代表格という印象が強いが
「フォースギア」という
ＰＣエンジン版のみで遊べる
シューティングゲームが非常に熱い作品でもある。

ギャルゲーとして
かなりよく出来ている。
パラメータを上げながら
デートを繰り返し、好感度を上げていくだけなのだが
デートのイベントでは
同じキャラクタで同じ場所に２回以上行くと
違った台詞が聞けたりする。

今の基準からすると当然なのかもしれないが
当時は
冬にはきちんと冬の服、
夏には夏の服をキャラクタが着たり、
季節によって背景が変わるなど
細かい部分の作りこみがされているのに驚いた。

殆どの部分に声が当てられているのも○。

電話をしたときに
声でやり取りをするのは
当時新鮮に感じた。

音楽もＰＣエンジンの内臓音源としては
良く出来ていると思う。

プレイ時間は短めなのだが
クリアーできるキャラクタが多いので
結果的には長く遊べる作品。

風呂の覗きでは
規制が緩いため
全機種中一番刺激的な画面が見られたり、
ＣＤ音源はＲＳＳ方式など
ＰＣエンジン版のみの特典もある。

ゲームシステムとしては
藤崎詩織のクリアーが非常に難しく、
やりごたえは抜群。

ただ、他の女の子とデートを繰り返して
本命の女の子の好感度が上がるという
独特のシステムは
現実とはかなり逸脱しているので
やや違和感があった。

隠しイベントも豊富で
作りこみが感じられる
ＰＣエンジン最強の恋愛シミュレーション。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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