(FC)魔法のプリンセスミンキーモモ の通販

ゲームとしての完成度が極めて高い作品。
小学生～中学生の女の子向けの
キャラクター商品ということでイロモノとして見られがちなのだが
ゲームの説明が適切、
アドベンチャーとしては
何をしてよいのかがわからなくなることが殆ど無く
ゲームは簡単かつ
達成感を感じる仕掛けとなっていて
ゲームにマンネリを感じつつある瞬間に
意外な展開になったりなど
飽きさせずに最後まで遊べるように工夫されている。

ファミコンとしては末期といえる１９９２年発売ということで
画面は見やすく、ファミコンとしては美麗な画像を維持。
変身シーンでは
ＰＣエンジンにおけるビジュアルシーンのような
全画面の演出が施されるなど
力が入っており、演出も見事。

ミニゲームでは
それぞれ画面レイアウトが異なり
凝った画面になっていて好感が持てる。

音楽もファミコン末期ということで
ファミコンにしては音質が良い。

アドベンチャーゲームとしては難易度は低い。
アドベンチャーゲームながら
アクションゲームのような横画面での移動なので
アドベンチャー特有の退屈感は感じない。

ミニゲームはそれぞれ全く違ったゲーム性ながら
どのミニゲームもかなり遊べる内容なのが凄い。
ドクターマリオを横画面にしたような
パズルゲームは個人的にハマッてしまったほど。

ミニゲームの難易度は高いほうなのだが
頑張ればクリアーの糸口が見つかり、
何度もトライすればクリアーは可能。

プレイ時間は短いのだが
多種多様なミニゲームと心に残るシナリオのおかげで
満足度は高い。

流通量が少なく、手放す人が少ないのも
納得できる名作の１つ。
プレミアソフトなのだが、レアものに相応しい完成度を
併せ持つ傑作。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
(商品写真のところへ戻る)