スクウェアから独立した
会社と任天堂の作品。

子供向けのストーリーになっているが
内容は結構な本格派。
キャラクタが多いが
それぞれ個性があって、
全員印象深い。

４つの場所を
次々に冒険していく
正統派のＲＰＧ。

画面はとても美しく、
幻想的な世界観をうまく出していると
思う。
ただし、それに反して
音楽はファミコンのような音質で
ＧＢＡの中でも最低レベルかもしれない。

まさに携帯用ゲームといった
感じのゲームで
どこでもセーブが出来て
戦闘は短め、
しかも
ボタンを押しっぱなしで
エフェクトの省略が可能。
感心したのは
マジックポイントが足りない
魔法を選んでいても
ボタンを押しっぱなしにしていれば
「何もしない」ということで
進んでいってくれることだ。
毎ターンＭＰが回復していくので
いずれは敵を倒すことが出来る
といった寸法だ。

雑魚戦など、マジックポイントが
足りないのでいちいち
選びなおしたりするのが
面倒くさい場面が多かったので
この仕様には助かった。

レベルアップは殆ど必要なく、
ただ進んでいくだけで
たいていのボス戦は
攻略可能。
この難易度の低さも◎。

ただし、最終ボスだけは
そうはいかず、
唯一
本気で苦労する相手となっている。

精霊を呼び出して
魔法の効果を倍、４倍、８倍・・・
にしていくシステムも面白い。

ただ、敵がこれを使って
４倍の魔法効果を与えられると
１回でゲームオーバーに
なったりするので
こまめなセーブが必要。

精霊集めも楽しく、
コンプリートをめざすと
結構な時間楽しめるＲＰＧに
なるのではないかと思う。

私のクリアー時間は２５時間。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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