(FC)レーサーミニ四駆ジャパンカップ の通販

ミニ四駆を題材とした
小学館とのタイアップ。

当時のミニ四駆マンガは使わず、
コナミのオリジナルキャラクタが
ゲームを彩る。

ゲームの出来は非常に良好。
ミニ四駆の、「走らせてみないとわからない」
難しさが非常によく再現されていると思う。

工作で、
車体に穴をあけたり
ウェイトをつけたり
グリスを塗ったり出来るが
走りにどういう影響があるのかまでは
見えない。

パーツも、ウィング、モーター、
シャフトにギア、電池、ボディなど
実に様々なパーツを取り付けできるが
こちらも
走行にどのような影響があるのかまでは
わからない。

このゲームの秀逸なところは
いくら最強の車体を作っても
コースアウトしたり、逆走することが
ままあるために
油断が出来ない点にある。

田舎→都会と
2種類あるフィールドでの
すごろくはイベント満載。

ターゲットが子供なために
ウンコネタやお化けネタが多いのが
やや気になる程度で
お金の増減、パラメータ上下は
実にバランスが良い。

ゲーム期間を自由に決定できるのも○。

ただのお金のやり取りではなく
ゲームに大きな影響を与える
バイオリズムの概念を取り入れているのも○。

このゲームの最大の特徴は
レース部分の作りこみにある。
車体は滑らかでリアルに動く。
実際のミニ四駆と同様、
一度走ったら操作が効かないのだが
違和感の無い動きに
たとえ負けたとしても
納得できる。

ジャパンカップのコースと
動きの作りこみは素晴らしい。
当時ミニ四駆で遊んでいて
コロコロコミックで
大会の様子を羨ましく眺めていた人も
この出来には納得しただろう。

個人的には
ミニ四駆販売元のタミヤの社員が
ゲームに登場するのもポイントが高いと
思った。

難易度は非常に高く、
ミニ四駆の知識と
目押しが出来なければ
ジャパンカップに到達できないが
逆にその難易度の高さが
やる気につながる良作だ。

やり方さえわかってしまえば
それほど労せずエンディングまで
到達できる。



文：中古ゲームジャパンてんちょー
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