(PS)ワンダー３　アーケードギアーズ の通販

カプコンのアーケードの名作
「ワンダー３」がＳＳ版に加えて
ＰＳでも移植された。

２ＤにおいてはＰＳよりもＳＳのほうに
分があるとされているのだが
本作はオリジナル版の発売が古いために
技術的な障壁が小さいため
ＳＳ版と比べても遜色ない仕上がりとなっている。

「チャリオット」と「ルースターズ」は
絵の流用も多いことからもわかるように
同じような世界観を持っていて
画面は非常に美麗。

カプコンの卓越したグラフィックレベルが
如何なく発揮されていると思う。
星座を題材とした幻想的なグラフィックは
見ているだけで癒される。

カプコン製ゲームとしては珍しく、
３作品ともに難易度は低め。
どのゲームも２人同時プレイ可能なので
接待ソフトとして適切かもしれない。

３作カップリングだけあって
３作品ともに内容が薄めで
軽く遊ぶにはぴったり。

ルースターズは操作性が良く、
アクションには定評のあるカプコン製の
良質アクションゲームといった印象。

チャリオットは音楽も秀逸。
バックトゥザフューチャーを思い出させるような
曲調の曲があったりして
楽しい気分にさせられる。
このゲームは完全性を目指すためか
曲はＣＤ音源となっている。これはこれでアリなのだが、
エンディング等で、曲がループして変な感じに
なってしまうことがあるのが唯一残念なところ。

ドンプルは他２作品とは
世界観のつながりも無く、
画面もファミコン世代のような
シンプルなものに仕上がっている。
ゲーム内容もブロックを使用した
アクションパズルと
他の２作品とは明らかに
方向性が異なり、
これだけは違うゲームとして
認識したほうがよいかもしれない。

１面１面は数分で終わるシンプルなものなのだが
全３５面とこの手のゲームとしては少な目。
「ぐっすんぱらだいす」の６３面ですら
少なく感じたものだが
本作はその半分程度。

それだけに、軽く遊ぶにはぴったりなのかもしれない。

説明書として用意された
ゲーメストギアーズは秀逸。
伝説のゲーム雑誌がそのまま攻略法を載せて
本編ソフトの添付品となっているのは拍手したいところ。
説明書の内容も
きちんと最終面まで網羅しており、
ゲーメストの名前のみを使用したシャレで
終わっていないのも○。

接待用、若しくは軽く遊ぶ用の良質アクションとして
押したい作品。
ＳＳ版も同様の完成度なので、お持ちの機種によって
ソフトを選んで問題ないと思う。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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