初期メガドラの傑作。
忍者を題材とした横スクロールアクションながら
「最後の忍道」や「影の伝説」といったソフトのように
主人公は素早い動きはせず、
どちらかというと
「忍者ウォーリアーズ」のような
比較的ゆっくりとした動きが特徴。

各面に仕掛けられた罠を
じっくりと回避しながら進むといった構成で
プレイした印象は
「ドラキュラ」シリーズに近い印象も受ける。

忍術による全体攻撃は派手で
メガドラの能力の高さを見せ付けるような出来に
仕上がっている。

画面は
今見ると地味目な色使いで
やや古臭さを感じてしまうが
一旦プレイしてしまうと
それほど気にならない。

音楽は後にカルドセプト等のゲームで
一躍有名となる古代祐三が担当。
このゲームも楽曲が良く、
ゲームを大いに盛り上げていると思う。

難易度は高め。

覚えゲーの１種なのだが
魔界村のようなガチガチなパターンゲームでは
無く、忍術や手裏剣といった
緊急回避の方法が用意されているので
アドリブでも何とか進めることは可能。

ボスは、ＷＩＫＩＰＥＤＩＡによると
後期版では差し替えが行われたほどの
著作権的にギリギリのものが使用されており、
ゴジラやランボーは
確かに差し替えもやむなしと思えるほど。

スパイダーマンは差し替えられず、
むしろ本物として登場しているとのことで
前期版、後期版ともに貴重といえるのでは
ないかと思った。



文：中古ゲームジャパンてんちょー
在庫状況を確認