「風のクロノア」のキャラクタが登場する
俯瞰画面のアクションＲＰＧ。
アクションが主体となっていて
ゲームのプレイ感覚は
ＰＣエンジンの
「ワルキューレの伝説」に近い。

グラフィックは書き込まれていて美しい。
中間色を多用した
優しい色使いながら
敵と味方の色はきちんと識別できるので
ゲーム性も高い。

エフェクトや効果音がどことなく
柔らかい印象があり、
ゲーム全体がふんわりとした雰囲気。

会話シーンは
キャラクタの顔ウィンドウが細かく動くのが○。
銃を撃つときに
きちんとウィンドウがそのとおりに動いてくれたりするので
飽きは感じない。

ゲーム内容は
ステージをクリア→会話の繰り返しで
ステージの最後にボスがいるといった内容。

武器と防具は
敵を倒したときに手に入るお金で買うことが出来る。
武器をかっただけでは効果が無く、
レベルアップして武器にポイントを振り分けることで
力を発揮する。

レベルアップは早めなのだが
アクションゲームが得意でサクサク進むような人だと
途中からポイントが足りなくなる。
結局、防御力を犠牲にして攻撃できるようにしていくため
人によって難易度が変わる。

何度もステージを繰り返すことにより
レベルアップが早くなり、ゲーム難易度が下がるので
アクションゲームが下手な人でも楽しめる。

ステージに配置されているアイテムには
貴重なアイテムも含まれているので
収集要素があるゲームといえる。

ゲームプレイ時間は長く、
１つ１つのステージも長め。
各ステージ
４～５エリアに分かれていて
それぞれでセーブできるので
携帯機で短い間だけプレイしようとする
スタイルにも対応。
但し、前のステージに戻った場合、
今の扉が先に進むものなのか
前に戻るものなのかというしるしがないので
ゲーム中断後、
先に進んでいるつもりが
どんどんスタート地点に戻ってしまった
ということもありうるのが残念。

アクションゲームとしての難易度は低く、
アクションゲームが苦手な人でも
時間さえかければクリアー可能。

ストーリーがほんわかしていて
温かい気持ちになれる
ＧＢＡクロノアの集大成。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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