映画版ストリートファイターを
ゲーム化した作品。
１人用モードが映画を元にした
ストーリーモードとなっている。

フル画面ムービーが多用されているのだが
サターンというハード、それも初期作品として
考えると圧倒的に美麗なムービーとなっている。
画面サイズがこれだけ大きく、コマ数も多いのに
非常に美麗なムービーを実現しているのは○。

実際のゲームは
実写化されたスト２Ｘといった感じ。
スト２Ｘと同じモーションを実写で取り込み、
ゲーム画面に取り入れているので
スト２Ｘと同じように遊べる。

但し、実際の人間のモーションを元にしているので
スト２Ｘと比べるとリーチ差などの差異が存在する。
スト２Ｘと全く同じではないことに注意したい。

また、実写を生かすためか
キャラクタが大きく、ゲーム展開はスト２Ｘと比べると
大味な印象。
実写ということもあり
今見てもそれなりの見栄えがするのは○。
背景も実写で、ぱっと見は美しい画面に仕上がっている。

一見すると
モータルコンバットのような印象を受けるが
内容はスト２Ｘなので特異な演出は存在しない。
スト２にあったゲロ吐き、鼻血などの演出は存在しない。

１人用モードは秀逸。
時間制限が設定されていて、
何度も負けたり
試合に時間がかかりすぎると
持ち時間がどんどん減っていくシステムになっている。
分岐も存在するので
何度も遊べる仕上がり。
格闘ゲームの中では
１人用モードが最も充実しているゲームの１つだと思う。

スト２シリーズが好きな人は番外編として
揃える価値はあると思う。
意外なほど遊べてしまう掘り出し物の１つ。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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