ゴルバチョフ書記長の名前を使用していたり、
後に「ぷよぷよ」で有名になる
コンパイルが開発していたり、
クラシック音楽を使用していて
ゲームオーバーになると
女の子が飛び降り自殺するなど
話題に事欠かないソフト。

ぷよぷよのように
２つ連なったパイプをうまく誘導して
右から左にパイプをつなげることが目的となる。
最初は２回つなげることで
その面のクリアーとなり、
東京からモスクワまでの各面全ての
パイプをつなげると
マップ画面で花火が上がる。

ゲーム自体は単純な落ち物に見えるが
実際のｹﾞｰﾑ性はかなり異なる。
一回繋げることに失敗してしまうと
リカバリーはほぼ不可能になってしまうので
パイプをつなげるときは
慎重にならざるを得ない。
パイプを１列消し去る
ドリルも降ってくることがあるのだが
頻度が少ないので殆ど当てにできない。

また、パイプをつなげると
つなげたパイプが消え、
その上のパイプが降りるのだが
連鎖は殆ど狙えない。

落ち物パズルとはいえ
パイプが消えることはまず無いので
そういうゲームと割り切らなければ
楽しめないと思う。

逆に、慎重な手順を要するゲームとして考えると楽しめる。
失敗してしまったときに
なんとかクリアまで持ち込めたときのうれしさは格別。
失敗からの復帰が難しいｹﾞｰﾑ性ゆえのうれしさだと思う。
ゲーム中にゴルビーが登場しないのが残念。
音楽はクラシック音楽を使用していて
何となくソビエトっぽい雰囲気を味わうことができる。

ゲーム発売後すぐに
ゴルビーが失脚したことを考えると
貴重な作品といえる。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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