(SFC)スーパー桃太郎電鉄３ の通販

スーパー桃太郎電鉄２の完全版ともいうべき内容。

「俺の屍を超えて行け」の舛田氏は
本作の開発初期から深く関わるが、
本作以降は、実にスイッチ版までの長い間
深く関わらなくなる。
さらに、スイッチ版ではキャラクターデザインが
土井氏から別の人に代わっているため、
さくま氏、舛田氏、土井氏の３人が
深く関わる作品としては
最後の作品になるかもしれないソフト。

スーパー桃鉄から
スーパー桃鉄２になったときには
キングボンビー、増資システムの追加、
「いけるかな？」などの細かい
便利機能の追加など
細かいながらも多数の改良点があったのだが
スーパー桃鉄２と比べた
スーパー桃鉄３の変更点といえば
マップ画面の修正、季節のグラフィックの変更、勝利確定画面の変更、カード種類の追加、
キングボンビーの悪行の修正くらいに留まっている。
ユーザーが気付きにくいゲームバランスの
微調整が行われており、
まさに「スーパー桃鉄２」のバージョン２と
いうべき内容に仕上がっていて
ボードゲームとしての完成度は高い。

スーパー桃鉄２のバージョンアップらしく、
メッセージ部分も
殆どスーパー桃鉄と同じメッセージが使われているので
前作までをプレイ済みのユーザーは
最初から飽きを感じ始めてしまうかも
しれない。



何十作も作られている桃鉄だが、
最新版をプレイしたあとで
このスーファミ版をプレイしても
違和感無く遊べてしまうのはすごいことだと思う。

初期メンバーで
完成の域に仕上げた桃鉄なので、
スーファミ版の
スーパー桃鉄で遊ぶ人は
スーパー桃鉄３が
初期開発者の意向が最も反映された
ゲームバランスなので
後発のデラックス・ＨＡＰＰＹよりも
お勧めできる。

長い年月で遊んでも
１年程度の短い年月で遊んでも
楽しめるよう
細かな調整が行われているのも〇。

この作品では
あるプレイ回数ごとに
特別なルールでプレイできるのだが
こういうサプライズが用意されているのは嬉しい。

カードを使う、
止まるマスを選ぶという行為以外には
実力差が出る要素が無いので
短い年数であれば
初心者も充分勝つチャンスがある。

初期作品の
開発陣による
完成版「スーパー桃鉄」なので、
お勧め。



文：中古ゲームジャパンてんちょー
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