ＰＳに移植された
魔界村、大魔界村、超魔界村。
カプコンクラシックスコレクションにも収められている。
はっきりいって
カプコンクラシックスコレクションを買ったほうがお得だ。

サターンにも同作品が移植されたのだが
魔界村、超魔界村の左右が短くなっていて
やや縦長の画面になってしまっている。
ＰＳ版はファミコン、スーファミ版と同じく
画面をフルに使っているので
サターン版より出来が良い。

ここでは魔界村、超魔界村のレビューを行います。
サターン版のレビューページで
大魔界村のレビューを行っています。

魔界村はアーケードの移植で今見ると画像は古めかしい。
難易度は３作品の中で最も高く、
大魔界村、超魔界村と違って
容赦なく敵が突っ込んでくるので
対処のしようが無い、
ハマリのような状況に陥りやすい作品。

この作品は覚えゲー的要素もあるのだが
どちらかというと
運の要素が強いゲーム。

はしごの下に敵がいる場合、
はしごから敵を遠ざける必要があるのだが
それが行える場合と
なかなかはしごから遠ざからない場合があったりする。

倒されると鎧が無くなったり、
死ぬときは骨になったり
２周やらされたりなど
魔界村の独特の要素は
すでにこの作品から確立されている。

操作感覚はファミコン版と変わらないのも○。

超魔界村は
回転、拡大縮小機能、モザイク機能など
スーファミにあった特徴的な機能を生かした
アクションゲームとなっている。

グラフィックは３作品では最も美麗。
演出面も
津波で地形が壊れたり
波の演出があったり
画面全体が回転したりなど
派手なものが多い。

雪山の吹雪、雪崩は印象深いシーンの１つだ。

超魔界村は８面（８面はボス戦のみ）と長い。
また、エンディングを迎えるためには
２周しなければならないので、
７面×２＋最終面で１５面行う必要がある。

但し、６面、７面は短く、
それぞれその他の面の半分の長さしかない。

大魔界村と比べると
１面が長い。
強制スクロールの面が多く、
そういう面はプレイ時間が長くなってしまうのが×。

難易度は高いが
大魔界村と比べると若干易しく感じてしまう。

大魔界村は使える武器は
ナイフと２周目で手に入る武器くらいしか無かったのだが
超魔界村は使える武器が多くなっているのが○。
その中でもボウガンは
クリアー難易度を劇的に低くする武器となっていて
初心者にお勧めの武器。

上手くなれば
たまに引っ張り出してプレイしたくなるほどの名作で
アクションゲーム好きであれば
手元に残しておきたい逸品だ。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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