ＧＢＡ末期の１作。

一筆書きパズルという
ありそうでなかった題材を使った、
通勤時の頭の体操にぴったりなゲーム。
ゲームボーイミクロとの相性が抜群に良く、
小さな「ミクロ」で
通勤時に遊ぶのがぴったりな
良作となっている。

音楽、効果音が
「ニンテンドーＤＳ本体」の
コンフィグ操作と
なんとなく似ている。
白と黒のパネルが主体となっていて
デザインは洗練されている。

音楽が素晴らしく、
クリアーな音とセンスある効果音は
ゲームの集中力を高める。
ゲーム中のピコピコ音などは
「もじぴったん」で音楽などに使われる
ピコピコ音の影響を受けているのでは？と感じた。

ゲーム内容は
頭を使わせてじっくり考えさせられるタイプ。
解いたときの快感は素晴らしく、
何問も続けて解いてしまうし
暇があればやりたくなるソフトに仕上がっている。

とっつきは悪く、
最初はパネルが消える条件や
実行したときのパネルの変化になじみにくく、
消し方のコツをつかみにくい。
傍から見ていても、
なんでこの消し方で消えるのかが
わかりにくい。実に惜しい。

いったん消し方のコツをつかんでしまえば
とたんに面白くなる。

シンプルすぎて
面白さがうまく伝えきれていないためか
中古で安値で出回っているのは非常に残念。

パズルだが連鎖反応で直感に響く快感は
全くない。どちらかというと
詰め将棋に近いテイストだ。

一日一問、３６５面＋αが存在して、
１面１面も、条件付クリアーすると
印がついたりするので
本当に長く遊べる。

エディットモードも存在するが
あまり必要性を感じない。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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