マリオテニスＧＣの発売後に登場した
ＧＢＡのマリオシリーズ最終作品。
据え置き機のマリオテニスに比べ
ＧＢＡということで
どうしても見劣りしたｹﾞｰﾑ性を連想してしまうが
実際のゲーム画面、ゲーム性は
ＧＣ版にも勝るとも劣らない出来栄え。
１人用のストーリーモードの出来を加味すると
マリオテニスＧＣ以上の出来栄えといっても過言ではない。

２Ｄながら、マリオテニスＧＣを髣髴とさせる
超美麗な画面は必見。
キャラクタの動きのパターンも多く、
テニスのボールの動きもＧＣ版のような美麗さ。
光に包まれて打たれるテニスボールの動きを再現しているのが
素晴らしい。

ストーリーモードの秀逸さ。
レベルアップすると
コントロールがよくなったり
選手の動きが機敏になるなどの成長要素があり、
レベルアップのためのミニゲームも非常に豊富。

テニスとは関係ないゲーム性の
ミニゲームも多数搭載されていて
長く遊べるのが○。

決まったところにボールを打ったり
パネルに向かってボールを打ったりと
テニスゲームのミニゲームの多彩で
テニスゲームとしては非常に出来が良い。

キャメロット制作のＲＰＧや
マリオゴルフ・マリオテニスに共通するのだが
台詞回しが冗長なのが残念。
セリフが必要以上に長いと感じるわりには
キャラクタの個性が印象に残らず、
ストーリー性は普通の出来に感じた。

名前がマリオテニスなのだが
実際はマリオとは関係ない登場人物が主体の
ストーリーモードとなっている。
マリオを操作して成長させるわけではないのが残念。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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