個人的には
伝説のクソレアゲーだと思う。
この独特の内容は
デスクリムゾンを超える（下回る）と思う。
究極のカルトゲー。

このゲームを
まともなゲームとして楽しもうとせずに
次はどんな腐った演出が見られるのか？
という偏った期待を持ってプレイすることを
お勧めしたい。

声優のやる気のなさすぎる演技が凄い。
中途半端にやる気が無いと
イライラしか感じないのだが
このゲームは違う。

圧倒的な声優のやる気無しボイスが
酷すぎる、を通り越して楽しい。

声優で無い人が声を当てているのかもしれないが
カプコンの業務用「フォゴットンワールド」を
数段下回る演技は必聴。

ゲーム本編のやる気の無さも凄い。

何も物が無い状態で売るコマンドを使うと
何と、売ることが出来る。
売れるものは「買う」を選んだときに選択したものになる。
一発でわかりそうなバグが仕込まれているのは致命的。
しかも、売るものが「ぎうにう」だったりすると
あっという間に大金持ち。

しかも、マックスＨＰというものが設定されていないらしく、
回復アイテムを使うと
いくらでも回復可能なのも酷い。

アイテム無限売却と併用すると
レベル１の段階から
ＨＰが９９９９の戦士を作ることが出来る。

これだけで酷いのだが
宿屋に停まると
ＨＰが初期値まで減るのもおかしい。

装備品の値段設定もおかしく、
体力回復アイテムよりも安かったりする。

画面はファミコンレベルで
ＰＣエンジン末期のレベルではないのも酷い。

但し、戦闘シーンは面白い。
野球をモチーフにした
独特の戦闘で
戦闘に費やす時間は長いのだが
野球のシステムを使っていることで
ただの雑魚戦でも楽しんで戦うことができる。

ボス戦は長期戦になるため
さらに楽しい。

戦闘シーン以外の全ての部分が
ゲーム最低レベルなのだが
この最低っぷりが突き抜けているので
逆に笑えてしまうという
変わったゲーム。

販売数が少なく、恐らく再販もリメイクも無いので
高値推移している恐るべき作品。

オープニングから
大爆笑必至なので
この手のゲームが好きな人にはお勧めしたい。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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