メガドラのスパイダーマン。
セガ発売だが海外のメーカーが
ジェネシス用ソフトとして発売したものを
そのまま日本で発売しているので
洋ゲーテイストたっぷり。

ストーリーで表示される文字は
全て英語で
メニューもアイコンを主体とした
わかりづらいものになっている。

２４時間以内に爆弾を探し出し、
ニューヨークの爆発を止めるというのが
ストーリーの大まかな内容となっている。

自宅にいつでも帰ることが出来るので
一見アドベンチャーゲームのような
印象を受けるが
実際は謎解き要素など何も無い
全７面のアクションゲーム。

２４時間以内・・・というのは
コンティニュー時に２時間経過した
扱いになるということで
クリアーまでは
２時間もかからない。

このゲームは
WEBで敵に糸をからみつかせたり
天井に糸をはりつけて
ワイヤー移動のようなアクションを
行ったり、盾として
敵の攻撃を防ぐことが可能。

また、スパイダーマンらしく
壁や天井に張り付くことも可能。

ワイヤーアクションは
糸の長さが長いので
爽快な移動を行うことが可能。
画面の半分以上の長さのワイヤーを
張ることもでき、
その場合は１画面分程度の移動を行うことが出来る。

ワイヤーアクションといえば
海腹川背が代表格だが
これと比べると自由度は低い。

ゲーム内容は
力押しでゴリゴリ進むタイプのゲーム。

ワイヤーで一気に敵のボスのところまで移動したり
壁の連続ジャンプで
敵を無視して先に進んだりと
豪快なプレイが可能。

難易度は普通程度だが
最終面で
爆弾の解除に失敗すると
一発でゲームオーバーになってしまうのは×。
爆弾の解除は難易度が高く、
この場所に到達するまで
かなりの時間を費やすので
たかだか数十秒の操作の失敗で
ゲームオーバーを突きつけられるのは辛い。

写真システムは秀逸。
敵の写真を撮ると
その内容に応じて金がもらえ、
WEBを買う金の足しにするということらしい。

クリアー後に
撮った写真が見られるのは○。

写真システムのような
凝ったシステムが存在するものの
詰めがやや甘い惜しい作品。
名作、傑作というにはあと一歩。
ワイヤーアクションは爽快なので
佳作以上のMDアクションゲームを
求めている人にはお勧め。



文：中古ゲームジャパンてんちょー
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