(GC)スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール の通販

マリオの派生シリーズの中でも
最高峰の部類に入ると思われる
野球ゲームの傑作。

ナムコが作っていることから、
ファミスタに近い操作感覚で
ファミコン版初代ファミスタで
遊びまくった私としては
非常にとっつきやすい
操作だと思った。

守備、走塁がオートに設定できるので
打撃と投球のみでプレイ可能。
非常に親切。

ミニゲームも練りこまれている。
単調なホームラン競争ですら
工夫がしてある。

スポーツゲームは
一人用プレイが単調になりがちだが
この「スーパーマリオベースボール」は
例外。非常に考えられたシステムだ。

フィールドを巡って
他のキャプテンを倒すモードがあり、
一人用ではそのモードを
主にやることになるのだが
飽きない工夫が随所に施されている。

たとえば、試合は３回まで。
負けても、「ﾋｯﾄを打て」などの
ミッションをクリアーすれば
敵を味方に引き入れるための
フラグをつけることが出来て
負け試合でも意味を見出すことが出来る。

それぞれのキャラクタにも
「盗塁しろ」などの課題があり、
負けたとしてもキャラクタが成長できる
機会が設けられている。

どうしても勝てないコンピュータのために、
アイテムが用意されていて
ﾋｯﾄ連発、ホームラン連発がしやすくなり
ある程度クリアーを容易にしている。

１人用モードはすぐにクリアーできそうな
分量に思えるが、実際は
１人のキャプテンをやっつけるためには
複数の課題をこなさなければならず
何度も戦いを挑むことになる。

しかも、クリアーしても
「きのこ」「フラワー」「スター」「スペシャル」
の４つのレベルがあるため
総クリアーまでは意外と時間がかかる。

１人用プレイは相手がコンピュータのため
たとえば「スペシャル」などだと
どんな弾を投げても
ホームランを打たれたりする。
それは明らかにマイナス要素だが、
ホームランを打たれそうな場合は
スペシャルショットを連発したり
わざとフォアボールにしたりなど
相手がズルをすることを前提とした
戦略が必要であることに気づくと
意外とコンピュータ戦でも遊べるのだ。

キャラクタの種類が非常に多い。
強い、弱いというのは特になく、
どのキャラクタもそれぞれ使える。

相性の要素があるのも◎。
初心者と上級者で実力差がつきやすい。

パッケージのみでは
あまり面白そうな印象は受けないが
マリオシリーズの名に恥じない
名作ゲームに仕上がっていると思う。




文：中古ゲームジャパンてんちょー
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