・スマホで課金しても、サービス終了すれば全て無駄となってしまう

ダウンロード販売は、ネットで物を購入するのとは根本的に
違うものなんだ、という理解をすることは重要です。
基本的に、ダウンロード販売は
ゲームの権利を買うわけではなくて、
データをダウンロードする権利のみを買うシステムです。

また、スマホのアイテム課金は
そのアイテムの所有権を得るわけではもちろんなくて、
アイテムに該当するデータをダウンロードできる権利が
与えられるわけです。

いくらアイテムを所持していても
サービス終了時に換金してもらう、
ということは出来ないわけです。
既にダウンロードすることで
対価分の価値は使っているわけですから。

アイテム課金や
ダウンロード販売については、
たとえば映画を見るとか、
有料動画を見るイメージで、
その時間を有意義に過ごすために対価を支払ったと割り切るしか
ありません。

ガチャで全て欲しくないアイテムだった場合は
パチンコの貸球に近い心境になりますね。
パチンコで球が全部飲まれたとしても、当然
補償などしてくれるわけがありませんので、
後悔とともに、過ごした時間分の対価を支払ったと
割り切る、そんな感覚に近いのかもしれません。

映画を見る、カラオケをすると同様に、
その場さえ楽しめればよいと割り切る人は
スマホゲームで遊んだり、
アイテム課金で遊ぶのは大いにアリだと思いますが、
コレクターの方がコレクションを集めるために
ガチャに大金を費やす行為は
個人的には「ナシ」だと思っています。

だって、サービス終了とともに
集めたものすべてが水疱となるのですから。

アプリは残るのかもしれませんが、
アプリを格納したスマホ自体の機種変更やら、
スマホの故障は常にありうるわけです。

レトロゲーマーの私にとっては
スマホゲームはそれほど熱を入れる分野ではありませんでしたが
任天堂がスマホに参入するほどに
魅力的な市場であることは確かだと思います。

任天堂がサードパーティ化するなど
スーファミ販売時点では、夢にも思わなかったでしょう。

スマホゲーはスマホ上で
アーケードゲームにお金を出す感覚で
遊ばないと、
サービス終了時に虚無感に襲われる可能性があるので
あまりのめり込まないように
注意が必要だと思います。

サービス終了は会社だけの都合なのに、
利用者が落ち込んだり、嫌な気分になるのは
割が合わないと思っています。

レトロゲームには
現行機種でもダウンロード版が存在しますが、
似たような値段ならレトロゲームが安心でお得です。

ＤＬ版は本体が壊れた後のことも考え、
たとえば「３ＤＳでレトロゲームを持ち出したい」など、
ダウンロードコンテンツである不利な点を
全て把握した後で購入するのは大いにアリだと思っています。

ただ、機種変更の際には
同じゲームを買いなおさなければならないシステムに
なっていることが多く、
ハードのサポート終了時には
本体故障によってダウンロード版も
巻き添えを食らうことも
考えに入れておいたほうがよいかもしれません。

ダウンロード版はコレクションには全く向かないのです。

最近は、スマホで課金中毒になった人向けの
法律相談まで用意されるようになりました。

パチンコ・競馬のように、
免責不許可にスマホ課金が加えられるかもしれません。

そうすると、スマホ課金で多大な借金を抱えた場合、
自分で責任を負わなければならなくなります。

課金しても、データをダウンロードできる権利が
与えられるだけであり、サービス終了とともに
水泡と消えます。

サービスが消えるときは、ユーザーに不満が残ります。

本気で遊ぶときは、
最後はサービス終了による嫌な別れと
なることを覚悟しなければなりません。

レトロゲームは本物を買うことを推奨いたします。