外見がコミカルなだけに
誰でも楽しめる
ファミリーソフトと思いがちだが違う。

高難易度。
死んで覚えるタイプのゲーム性。
ボス戦の攻略法は死んで学ぶタイプ。
クリアーにはかなりの忍耐力が必要で、
傍目から見ると
簡単にプレイしているように
見えてしまうソフト。

クリアーまでは
かなりの忍耐力が必要だが
一度クリアーしてしまうと何度も遊びたくなる。

このゲームの独特の雰囲気と
良好な音楽、素晴らしい操作性、
覚えゲーだが絶妙な敵の攻撃バランス。
プレイすればするほど
このゲームの素晴らしさが
堪能できる、スルメゲー的な一面を持つ。

キャラクタは個性的でコミカル。
棍棒で頭を殴るとそのまま地面に埋まったり、
一発殴って全力ダッシュで逃げる敵がいる。
街の人は
中途半端なリアルさ具合。
絵だけで笑ってしまう。

ブーケを女の子にあげると
たまにブーケを気に入って
結婚するのだが
ブーケをあげるだけで結婚するというアイディアと
３人のうち一人はとんでもないブスが
まじっているという
独特のセンスが○。

場面ごとに
操作すべきアクションを
文字で教えてくれるのは親切。

「恐竜にジャンプで乗ってみましょう」
とか
「穴に落ちないようにトロッコで移動してください」
と出たりする。
恐竜に乗ったまま
つたを上ろうとすると
「恐竜に乗ったままでは上れません」と出る。
これは素晴らしい。

操作性が素晴らしく
ＳＦＣとは思えぬ
きびきびとした動きは心地よい。

このゲームは
画面が美麗。
ボスの恐竜は巨大でリアル。
叩かれたときのひょうきんな顔と
通常のリアルな顔のギャップが大きく
思わず笑ってしまう。
キャラクタの驚いて
目を飛び出す仕草や
コントローラをほっておくと
あくびをする仕草がコミカル。

思わずコントローラーを置きっぱなしにして
主人公があくびを始めたら
目の前に恐竜が現れる演出が重なり
思わず笑ってしまった。

音楽も素晴らしい。
耳に残る音楽。
ＳＦＣなので今のゲームと比べると
音質は悪いが
それでもこの音楽には聞き入ってしまう。

かなり難易度の高いゲームだが
アクションゲームの中でも上位に入る良ゲーだと思う。
お勧め。


文：中古ゲームジャパンてんちょー
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